プレミアム超音波サーマル手術”後”記録@品川美容外科
はじめに
プレミアム超音波サーマル手術記録@品川美容外科 - よしなしごとをかきつくれば
普段の生活からすると、耐えられるはするものの、なかなかつらかった。
どなたかの参考になればと考え記録を残します。
手術後の経過として
当日夜、その後1週間+αの状況を記載していきます。
当日(1日目)夜
21時頃、我慢できないほどではないけど、この痛みを気にしたくないなと思って痛み止めを飲む。
ベットに入る時、服を着替えるときが一人だと肩が固定されており、また力を入れると痛いためつらい。
翌日(2日目)
朝起きるとじんわりと傷口が痛む。痛み止めを再び飲む。
翌日は在宅勤務で一日パソコン仕事。パソコン仕事をするだけであれば支障は無い。
仕事が長引き時間が取れず、24時間後に固定を外す、と言われていたところ29時間後くらいに外しました。
長めに固定をしておくこと自体は問題ないだろうと。
一人暮らしのため、人に固定を外すのを頼めず、逆側の手でハサミでテーピングを切っていきますが、苦労しました。左手でハサミ使えないし・・
無理やり切ったりはがしたりしながら10分くらい格闘して両ワキの固定を外す。
包帯や固定のガーゼに血や体液みたいなものが少しついていてビビる。
内出血・あざが広い範囲に出ている。
シャワーを全身浴びる勇気は起きず。
下半身だけそっと浴びて終了。
ただ、わきが痛いので体を拭くのも難航して体が冷えてしまった。さみしい気持ちになる。
3日目
手術当日からシャワー可能ですが、術後3日間は患部を濡らさないようにしてください。4日目からは患部も洗えます。
4日目
5日目
7日目
9日目・10日目
だいたい1か月後
プレミアム超音波サーマル手術記録@品川美容外科
はじめに
カウンセリングに続き、最終的にわきの手術を受けることにした。
品川美容外科の当初希望したプレミアム超音波サーマル法で実施したが、なかなかこの内容ピンポイントの情報が転がっていなかったため、今後こちらの手術を検討される方の参考になればと考え残します。
前回までの記事はこちら
わきが施術(プレミアム超音波サーマル法)のカウンセリングを受けた@品川美容外科① - よしなしごとをかきつくれば
わきが施術(プレミアム超音波サーマル法)のカウンセリングを受けた@品川美容外科② - よしなしごとをかきつくれば
わきが施術(プレミアム超音波サーマル法)のカウンセリングを受けた@品川美容外科③
※前回まで前回まで施術と書いてましたが、手術というのが正確な表現だったので、ここからは手術と記載します。
当日の流れ
当日の流れは以下。
- 追加のカウンセリング
- 会計
- 手術準備
- 手術
- 帰宅
追加のカウンセリング
改めてどれくらい効果があるのか、手術の前にしたくなり、当日にその旨伝えて時間をとっていただきました。
先日のカウンセリングでカウンセラーの方と医師で何%程度の除去か、というのが異なったため、悶々としていたので…
結果、6割くらいは削減できるというコメントを医師からもらったので、やはり手術しよう、と決断しました。
いきなりお願いした質問タイムですが、ちゃんと対応してもらえてここは好印象
会計
予定していた内容(プレミアム超音波サーマル+ボトックス注射)で会計
10万かからないくらいでした。
手術にあたり、手術自体の同意書と、ボトックス注射の同意書に署名を求められました。
ボトックス注射の方は
この度、下記の治療のために Botulinum toxin typeAを使用するにあたり、
品川美谷外科XXXX XXXXXXXX先生から、 Botulinum toxin typeAがヒト(動物)に由来する成分を含む医薬品であり、未知の疾感にかかる恐れがある旨の説明を受け、その説明に納得いたしましたので、Botulinum toxin type A を使用することに同意いたします。
という恐ろしい内容が書いてあり、いや、説明受けてないけど…となりました。
ただ、ここでゴネても署名しないと話が進まないのかなと悟り署名。
まぁ、説明を受けてもこの内容の通りのことを話されるのだろうな、と考え、わざわざここからもう一回説明してくれというのも面倒だなと。
しかも記載されてる先生の名前は、実際にカウンセリングで対応してくれた方と違うし・・
このタイミングで不信感が増加。
いや、ちゃんと説明受けてないです、と言えばよかったんですけどね…
あと、いきなり1ヶ月後に経過観察のために来院してくださいとのこと。
特段今まで言われてなかったけど…となりました。
自分が特別にそうなのか、標準的な対応なのか分かりません。
ただ、ちゃんと診ていただけるのは歓迎なので、日程を調整します。
手術準備
会計が終わったら、手術する部屋に移動です。
無機質なザ・処置室という感じ。
移動後、上半身はブラのみになり台に乗ります。
心拍数を測る器具を足の指に付けられます。
ここら辺でこれは手術だ…としみじみ感じ始める。
手術用のカバー(脇だけ穴空いてる)をかけ、アイマスク、笑気麻酔用のマスクをつけてもらいます。
手術
準備が整ったら医師が入ってきて、手術開始。
その前後で笑気麻酔が始まります。ただあまりわたしは笑気麻酔の効果が感じられませんでした。
割とお酒に強い方なのですが、ほろ酔い飲むほどにもリラックスできず。
続いて医師が脇に麻酔をぶすぶすと打って、器具を入れるため皮膚を切ります
片側ずつ施術していくようです。
ここまではよかった
当然と言えば当然ですが、表皮の部分を器具を挿入するために剥がします。
それはもう力を入れてバリバリと。
局所麻酔なので耳や力が入れられてる感覚はわかるんですよね。
自分の皮膚が剥がれる音を聞く心の準備、覚悟がなかったので、かなりショッキングな時間でした。
そして剥がれた間に器具を入れて吸ったりキーンて超音波を当てる。
この施術のタイミングでも血なのか一緒に入れる生理食塩水なのか分からないが、ジャボジャボ水っぽい音とゴリゴリ押される感覚がなかなか、耐え難い。
もっと、粛々とした感じかと想像していたのですが…
皮膚剥がすところから器具入れてジャボジャボするところまで結構力任せの荒い感じでした。
一言事前に言ってくれたらいいのに…とガタブルしながら思いました。
そうこうしているうちに片側の対応が終わり、溶ける糸で縫合されます。
糸ではなく縫合用接着剤ともともと説明があったし、サイトにもその記載があったので、てっきり接着剤かと思っていたら、縫うのですが溶ける糸なので、と説明されながら縫合されました。
傷が通常より大きくなったということか?とちょっと不安に。
そして、片側の施術が終わり、もう片側の脇の施術に…
片側終わっていて、また次何が起こるかわかってるのでまた皮膚をべりべり剥がされるのかという恐怖しかない。
そしてもう片側の脇の施術も同じようにべりべりごりごりきーんと実施いただき終了。
麻酔が効いてないところがあったのか、
一瞬痛みを感じるタイミングも複数回あった。
その時は都度痛いです!!と声をあげ、そうすると麻酔を追加してくれました。
一通り手術が終わると医師は退出、看護師さんがぎゅうぎゅうと体液?食塩水?血?を切り口から押し出している。
あれだけ切ってばりばりごりごりしたから血かなあ
続いて、綺麗にしますね〜と脇全体を拭かれる。
その後テニスボールくらいのガーゼを貼り付けられさらに起き上がってテーピングをされ、カカシみたいな状態に。
その後、服を着るのだが、固定されているので一人では着れず。
看護師さんに手伝ってもらい、着てきた大きめサイズのパーカーを着る。
襟ぐりが大きく開いているヒートテックを着て行ったが、これは固定されたままでうまく着れず。諦めてパーカーを直に着る。
その上からさらにウィンドブレーカーを着て、着衣終了。
続いて薬を渡される。
抗生物質3日分、痛み止め6回分。
抗生物質は飲み切ってね、痛み止めは痛かったら飲んでねと渡される。
帰宅
そしてそのまま帰宅。
駅まで歩いて、電車に乗って、自宅に帰る。
ダボダボの服を着てきたので、ぎりぎりカカシのテイでも怪しくなかったと思う。
じんじんした痛みを感じながらも無事に家に帰りつく。
皮膚がはがれる音をふと思い出して、ぞわぞわする時間を過ごしました。
言われたとおりに薬を飲んで、下半身だけシャワーは浴びる元気・勇気もなく当日は就寝。
シャワーは浴びれたとしても、固定された状態で、一人で着替えや身体を拭くのはさすがに難しいし大変そう、と諦めました。
終わりに
以上、手術当日の流れでした。
もっとちゃんとどんな手術か心の準備をして臨まないといけなかったな、と後悔。
そして、病院側も教えてくれたらよかったのに・・とすこし恨めしく思ったり。
また、いろいろ予定外(糸で縫合だったり、いきなりボトックス注射の怪しい同意書をに署名させられたり)のことに対する説明が無いことにちょっと不安と不満を感じる手術当日でした。
どなたかの参考になれば幸いです。
わきが施術(プレミアム超音波サーマル法)のカウンセリングを受けた@品川美容外科③
前回の続きです。
ワキの臭いに関することを語っているので気にならない方だけどうぞ・・・
カウンセリングの流れ
以下でした。前回で「4.カウンセラーによる見積_手術日程候補ヒアリング」までを記載
- 個室に案内される
- カウンセラーによるカウンセリング
- ワキ施術の説明
- ワキガのチェック
- 施術ごとの特徴・費用説明
- 医師による診断
- ワキ施術の説明・質疑
- どの施術にするのかの相談
- カウンセラーによる見積
- 見積提示
- 見積内容の変更依頼
- 手術日程候補ヒアリング ←前回ここまで
- 実施内容確定 ←ここから
- 日程確定
- 内容確定
- 注意事項説明
カウンセリング詳細
5.実施内容確定_日程確定
お伝えした日程をもとに確認をしていただいた結果、意外と直近の日程で予約が取れる。
うれしいような、そわそわするような。
日程と、注意事項が記載された紙面を渡される。
5.実施内容確定_実施内容確定
いろいろと考えた結果、ボトックス注射について、一番安価&少ないタイプでお願いするとお伝えする。
(伝えたときカウンセラーの方がすごい笑顔だったのが印象的)
結局XX円ですね、というのを電卓で計算して出してくれる。
考えていた予算10万円に収まる額になったため、この「プレミアム超音波サーマル+ボトックス注射ミニマム」でFIX
内容は合意したものの、見積や書面としてはいただけず、こんなもんか?と思う。
内容を変えたければ当日受付で言ってください、というカウンセラーの方のコメントもあり。
実は施術日までボトックス注射は悩めるようなものかもしれません。
5.実施内容確定_注意事項説明
改めて施術の注意事項の説明。
- 24時間は固定するため手は上がりません。そなえてください。
- 笑気麻酔するので飲食は1H前までに
- 手が上がらないので、着替えやすい前開きの服で。かつテニスボールくらいの固定用物をはさむことになるので、わきの下にスペースがあるゆったりしたもので。
そんな服あるかなぁと不安になりながら話を聞く。
当日は髪も洗えないらしい。夏ではなくてよかった。
料金の支払いはカウンセリング日にはなし、当日になるとのこと。
最後に
いかがだったでしょうか。
流れ、どんな伝え方をされるかといったことがわかっているのと、わからないのでは、
不安感が大きく変わるのでは。
同胞の方のお役に立てればうれしい。
いきなり50%オフにして揺さぶられる感があったりとか
カウンセラーの方と医師で除去率の数に違いがあったりとか(医師が言っていた除去率を信じたい・・)で、
もやもやは残るカウンセリングでした。
おまけ
美容外科って儲かりそうだなと改めて感じた1日。
サイトから、品川美容外科の医師の採用ページにアクセスができたので見てみる。
年収最低2500万ですか。そうですか。
カウンセラーの方はというと・・
30万前後なのかな。
月間報奨給なるものもあるので、高い金額の契約できるとインセンティブなのか。そうかそうか。
カウンセラーの方の笑顔の秘密を知ってしまったかもしれない。
福利厚生のページには報奨金制度の記載があるが、インセンティブは福利厚生なんだろうか。
院の目標額を達成した場合に支給、最低限の業務ができるようになってから支給開始。業績が高いほど給与にダイレクトに反映されるため、やりがいを持って働くことができます。臨時ボーナスが支給される感覚なので、とても職員に歓迎されている制度です。例えば業績を上げている院では業績給だけで1ヶ月10~20万円位になる職員もいます。
いろんな世の中の現実を再確認。
本当は最近勉強している財務諸表を見たかったが、公開されていない様子。
残念。
わきが施術(プレミアム超音波サーマル法)のカウンセリングを受けた@品川美容外科②
前回の続きです。
ワキの臭いに関することを語っているので気にならない方だけどうぞ・・・
カウンセリングの流れ
以下でした。前回で「2.カウンセラーによるカウンセリング_施術ごとの特徴・費用説明」までを記載
- 個室に案内される
- カウンセラーによるカウンセリング
- ワキ施術の説明
- ワキガのチェック
- 施術ごとの特徴・費用説明 ←前回ここまで
- 医師による診断 ←ここから
- ワキ施術の説明・質疑
- どの施術にするのかの相談
- カウンセラーによる見積
- 見積提示
- 見積内容の変更依頼
- 手術日程候補ヒアリング
- 実施内容確定
- 日程確定
- 内容確定
- 注意事項説明
カウンセリング詳細
3.医師による診断_ワキ施術の説明・質疑
しばらく待つと医師1名が入室。
改めて施術内容の説明をいただく。
超音波ハイブリッド法、とことん超音波ハイブリッド法、プレミアム超音波サーマル法、それぞれの汗腺除去率について
- プレミアム超音波サーマル:70%
- 超音波ハイブリッド法:80%
- とことん超音波ハイブリッド法:90%
との説明を受ける。
あれ、先ほどカウンセラーの方が言っていた割合と違うぞ。
また、気になっていた質問をする
- なぜ超音波の施術時にボトックス注射を行うといいのか?(例の謎理論の解明をしたい)もともと多汗に効くのであって、臭いには効かないのでは
- 結論、理論は不明だが効く。
- 施術で汗腺がなくなった状態からワキが回復する際に、ボトックス注射を打っていると吸収されて汗腺の活動が弱まると考えられる(が特に医療的な裏付けがあるわけではない)
- アポクリン腺ってとっても人間として大丈夫か
- 結論、問題ない
- 大量に汗をかくような状況に常にいなければ大丈夫
- 再発する場合は何が起きているのか
- アポクリン腺が再度作られている
- 100%取り切れるものではないため残った汗腺から復活する(傷ついたところが直るみたいなイメージかなと想像)
3.医師による診断_どの施術にするかの相談
ここまでの説明を踏まえてどの施術にするかを話す。
もともとプレミアム超音波サーマルを考えている旨を伝える。
いずれにせよ100%取れるわけではないが、
80%くらい汗腺除去できる超音波ハイブリッド法くらいはどうですかとのこと。
(いやー予算が・・・)
という心の声を聴いてくれたのか、
「カウンセラーの方、超音波ハイブリッド法で見積作ってくれると思うのですが、希望するものや、つけなくていいオプションがあれば言ってもらえれば大丈夫ですから」
とこれまた不安になるコメントを残し医師たち去る。
ただこのように言ってもらえたので心構えができた。
4.カウンセラーによる見積_見積提示
しばらくまた部屋で待つと、
医師の予言通り超音波ハイブリッド法の見積を持ってカウンセラーの方が入室。
いやあの私あなたにはプレミアム超音波サーマルがいいんです、
といったはず。
見積を改めて見ると、ドクター特別価格という注意書きのもと、
超音波ハイブリッド法の施術&ボトックス注射が半額のお値引き価格になっている。
謎だ・・
4秒落ち着いて考えると、50%オフにして「超音波ハイブリッド法の施術&ボトックス注射」にしてほしいのかなぁ、と思い当たる。
50%オフにして病院としてペイするという構造がむしろ怖い。
50%オフになろうが、自分の予算は守れなかったため、プレミアム超音波サーマルでやはりお願いしようと決意する。
4.カウンセラーによる見積_見積変更
ということで、改めてプレミアム超音波サーマルで、とお願いする。
見積を出した超音波ハイブリットでなければ、今一度医師の確認が必要とのことで、
カウンセラーの方が退室する。
カウンセラーの方がいない間、
ボトックス注射はほんとに効果があったらうれしいな、理論はわからないが効くというのもポジティブに捉えればまぁいっか、
といったことを考える。
カウンセラーの方が再度入室
プレミアム超音波サーマルでも可能とのこと(むしろNGと言われたらどうすれば・・)
合意はできたが、結局最後までお願いした内容での見積(紙)は出していただけず。
そういうものかな??
4.カウンセラーによる見積_手術日程候補ヒアリング
内容も決まったということで、日程の調整をする。
1日手が上げられない状態になるということで、それを見越しての候補を出す。
わきが施術(プレミアム超音波サーマル法)のカウンセリングを受けた@品川美容外科①
ワキの臭いに関することを語っているので気にならない方だけどうぞ・・・
はじめに
ストレスか、生まれつきか、その両方か。
最近ワキのにおいが気になるようになった。
ワキのにおいが気になってくると人生憂鬱である。
お気に入りの服も汗がつかないかとそわそわするし
人に会っているときもくさいと思われてないかという思考が頭の片隅を占有するし
ライブで隣の人に迷惑かけてないかと小さいアクションしかできない
ここは、ある程度時間に自由の効く今こそ抜本的な対策をするべきではないか、と思い立ち、夜な夜なネットで施術方法の調査をした。
その結果、行きついた品川美容外科のカウンセリングの内容について備忘として残す。
ネット検索しても美容外科の広告ばかりで本当に受けた人の体験談が少ないと感じた。
はてなブログ内でも自分が受けようと思った施術(プレミアム超音波サーマル法)についてはなかなか情報が見つけられなかった。
このエントリが、
- ワキのにおいが気になるけれども30万とかかけられん(30万あったら海外旅行行ける)
- 多分MAXにわきが強い人じゃないはず。だから剪除法で根こそぎ汗腺をとるまでしなくてもいいんじゃないか
- 皮膚を大きく切るのも無理。ていうか画像をうっかり見てしまってグロくてこれは自分は無理と思った、切ってもいいけどちょっとしか切りたくない
- ある程度名が通ったところで施術したいのは人の性
という方のお役に立てばと思います。
カウンセリングの流れ
私が受けたカウンセリングの流れは、以下。
カウンセラーと医師が入れ替わりで面談する流れでした。
詳細は次の項に。
- 個室に案内される
- カウンセラーによるカウンセリング
- ワキ施術の説明
- ワキガのチェック
- 施術ごとの特徴・費用説明
- 医師による診断
- ワキ施術の説明・質疑
- どの施術にするのかの相談
- カウンセラーによる見積
- 見積提示
- 見積内容の変更依頼
- 手術日程候補ヒアリング
- 実施内容確定
- 日程確定
- 内容確定
- 注意事項説明
カウンセリング詳細
1.個室に案内される
完全な個室に案内されてしばし待たされる。
パソコンが置いてあり、なぜかIEで品川美容外科のHPが開かれている。
見た目はWin7。院内のシステム環境は大丈夫だろうかと思う。インターネットにつながってないのかな。
2.カウンセラーによるカウンセリング_ワキ施術の説明
よくあるXX汗腺とXX汗腺があって~みたいな話のあと、
品川美容外科で実施できる施術の説明をされる。
プレミアム超音波サーマル法を希望すると冒頭でお伝えしたが、丁寧に超音波ハイブリッド法、とことん超音波ハイブリッド法の説明をしてくる。
ここプレミアム超音波サーマル法だと2~3割しか汗腺が取れないと言われる。まじかよ、となる
ボトックス注射も勧められる。
施術と同時に注射すると汗腺の働きが抑えられるとかいう謎の理論である。
そもそも汗腺を取るんじゃなかったか?
2~3割となるとプレミアム超音波サーマル法での施術はさすがに自分の希望を満たすものでないかも?と思い始める
2.カウンセラーによるカウンセリング_ワキガのチェック
カウンセリングを受ける中で以下3点を確認される。
- 家族にワキガの人がいるか
- 耳垢はしっとり系か
- 服が黄ばむことはあるか
上記質問の回答はすべてYES
これによりやはり自分はワキガの可能性が高いと判断された模様。
2.カウンセラーによるカウンセリング_施術ごとの特徴・費用説明
超音波ハイブリッド法、とことん超音波ハイブリッド法、プレミアム超音波サーマルの費用について説明される。
会員価格だと割引で~と言われるけど、みんな会員になるんだから最初から割引価格を定価として記載してくれたらいいのにと思う。
意図的に価格がぱっとわからないようにしているのかなぁと勘ぐってしまう。
ここでも予算的に見合わないのでぜひプレミアム超音波サーマルでとお伝えする。
カウンセラーの方が医師もハイブリット法を勧めるであろうという予言を残して去る。
続きは後日
コテンラジオ「資本主義」テーマ回備忘メモと所感③
今回のテーマの構成
- 第一回:イントロ・社会思想史の中での資本主義(記事リンク)
- 第二回:経済学の中での資本主義
- 第三回:ポスト資本主義で唱えられていること(本記事の対象)
- 第四回:コテンにおける捉え方、法人サポーターを募ることに関する捉え方
第3回 ポスト資本主義で唱えられていること の内容 備忘メモ
ポスト資本主義概要 ~ポスト資本主義の否定
- ポスト資本主義は、金融資本主義(マネーゲーム)を基本的には否定
- 金融商品が成り立ったかどうかは後になってわかる(融資)
- 2回目とのつながり。新自由主義(国の機能を最低限まで絞って市場経済を回した方が万事うまくいく)において、政府が介入を弱めた結果、規制緩和→金融商品・投機が成り立つ
- ポスト資本主義が持つ課題感で大きいもの:環境問題→環境問題はすでにタイムリミットが近づいている(世の中にはそれを認めてない論を持つ人もいるが)
- ポスト資本主義の中には、資本主義自体はもっと効率的になれる、という論もある。(クラファンとか)
- 総括すると、ポスト資本主義は、金融資本主義に対しては全面に否定的だが、”環境問題””心の問題”といったその他の課題に対しては個々のスタンスがある。
- そのほかのポスト資本主義をとらえるにあたっての軸
ポスト資本主義 各論の紹介
1.原丈人「『公益』資本主義 英米型資本主義の終焉」
- 会社は株主の物である、ということを否定。会社は株主だけでなく取引先や社員・その家族といった、社会に所属するすべてのステークホルダーに利益があるように経営をするべき
- 株式会社は社会の公器である。公器の概念がないから本質を失った挙動をする。
- 経営の目的が、時価のつり上げになってしまっている。
- 資本主義は実態経済を豊かにするべきだが、資本主義だとそれができないインセンティブ設計になっている。→これに対して「公益資本主義」を提唱
- 合理的・経済的・中長期的に考えて、「公益資本主義」の方が「株主資本主義」よりも儲かる。
- 具体的な取り組み
- 実現するためのあったらいいルール
- (以下、自身の所感)今後のあり方としては正しいと思うが、転換をどう行っていくのか。個社ごとに取り組んでいく際に本当に株主がついてくるのか、実施するとなると社会実験的になりそう。実験を自社で行う会社がどれくらいあるのか。
- 一度実験が成功すれば、肯定的な見方も増えるだろうが。まさにOSとのせめぎあいだ。
2.柳澤太輔「鎌倉資本主義」
- 経済成長は否定しないが、GDPという単一の指標を追い求めている
- 短期を追い求めた結果、持続的成長ができない状況も現出
- 3つの資本があり、これらをバランスとって伸ばしていくのがいいのでは
- ①地域経済資本
- ②地域社会資本:誰とどのようにつながっているかも資本・価値として捉える
- ③地域環境資本:自分たちを取り巻く環境を資本としてカウントする
- 地域のステークホルダーが協力して取り組むと、地域の人たちは幸せになる
3.藻谷浩介「里山資本主義」
- お金に依存しないサブシステム・セーフティーネットを作り、持続可能な豊かな暮らしを実現することができるのではないか、という考え方
- 現状、生活のための物資を遠くからコストをかけて仕入れている状態。林業に重きを置いて里山を活用していったら、かなりコストが下がるはず。
- 近いところで水・食料・燃料を調達してコストがかからない生活をしていったらいいのでは。
- 原始人に戻れというわけではなく、資本主義とのハイブリッドを目指す
- 物々交換の復活、規模の経済の否定
- 市場経済が人間の生活基盤を壊した、という論の延長戦として捉えることができる
- (以下、自身の所感)自身は都会育ちだが、地方の父母の実家に行くと、地元のコミュニティの存在と物の循環が強くこういう生き方いいな、と感じることがある。
- その心地よさの延長線上で生きることができる、ということであればいいな、と感じた。人間的な生活になりそう。(今が人間的でないと感じているということか・・)
4.マイケル・ハート、アントニオ・ネグリ「帝国」
- 資本主義は、公共財(入会地等、コモンズ)を私的所有に移し替えることを強制する。
- 本来はコモンズを市民が民主的に共有管理すればいいのではないか
- このコモンズの管理を行う社会が本当の意味でのコミュニズム・共産主義。(中央集権的に計画経済をすることではないのでは)
- (以下、個人の所感)コモンズ、は共産主義の言葉?意味合いを正しく理解するために調べてみたい。
5.広井良典「ポスト資本主義」
- 人類の歴史を大きく俯瞰すると、人口や経済規模の拡大と成長の時代と停滞の時代が交互に起こっている。
- 1回目:狩猟採集時代→自然信仰・心のビックバン
- 2回目:農耕開始→普遍的真理の追求・知の爆発
- 3回目:産業革命以降→現代はここで停滞中
- 真の豊かさ・発展に関する新たな指標・コンセプトの根本的な見直しが求められる
- 部分的なベーシックインカムを提唱
- (以下、自身の所感)拡大と停滞を繰り返すという捉え方が面白い。まさにパラダイムシフトの中に自分がいると捉えると、面白くもあり恐ろしくもある。
- 後からこの時代がどう捉えられるのか。そんな観点で俯瞰して考えると楽しそう。
- 個人の観点では、俯瞰したときにこのような時代の動き・枠組みの中にいると理解したうえで、停滞・不安定な状態だからこそ、自分で考えいろいろ試行しないと、と思う。
6.ポール・メイソン「ポスト・キャピタリズム」
- 情報技術産業はほぼすべての物を0円にするが、これは市場主義経済と相いれない
- 資本主義は適応能力が高い柔軟なシステムだが、情報技術の登場には適応できないのでは。
- 今まで自分たちがやってきたことは利潤の搾り取りである。国内では労働者から搾り取り、国外では発展途上国から搾り取り、一か所に集める。
- 経済成長はイノベーションが起きたときにしか起きない、技術革新が起きるとその技術革新によって利潤がもたらされる。
- 直近では情報技術。ただし、情報技術はすべての物を0円にするという能力があるので資本主義と相容れない。が、うまいこと組み合わせないといけない
- この社会でのロールモデルは、”別々の知識を組み合わせ、イノベーションを起こせる人”。ネットワーク化されて皆がスマートフォンを持つ世界では誰でもなれる。
- 現在は情報の恩恵をGAFAが0円にならないようにしている。これは情報技術の能力と逆行している。0円にしていくべき。
- (以下、自身の所感)この立脚点に立つと、現代はいびつな構造なんだなと理解。
- 0円を実現するためにはGAFAより強い存在が現状の構造をぶっ壊さないといけない。それができるのか。
- OSSみたいな世界観がより広がる感じなのかな。
7.セルジュ・ラトゥーシュ「脱成長」
- 成長は2つの欺瞞をはらんでいる。抽象的な経済成長というのは宗教化したものである。
- 資本の生産性は、植物の成長と同一視されているがそうではない。資本主義社会での再生産は利子率と経済成長率を自然界の生殖能力・回復力と同じに扱っているがそうではない。
- 政治的スローガンであり、経済成長を崇拝しない態度のことを脱成長という。政治的にこの脱成長を進める。
- 環境問題的にも維持が不可能な状態
- 経済成長を目指すのをやめるべき(マイナス成長を目指すわけでも、経済成長が起こらないと言っているわけでもない)
- この思想に移行するためには抜本的に変えていかないといけない。
- (以下、自身の所感)考え方はべき論的にはわかるが、自身を振り返ると、じゃあ今株式投資している確定拠出年金やNISAの利率が下がるのかしらと考えてしまう資本主義人間、ということを再自覚・・・
- 抜本的に変える必要がある、は確かにそうで、日々の思想・過ごし方・購買行動等すべてにかかわってくる。まさにOSレイヤの話で変えるのには時間がかかるが、そうすると環境問題等喫緊の課題に間に合うのか?
8.廣田尚久「共存主義論 ポスト資本主義の見取り図」
- 問題意識3つ
- 資本主義はそもそもの基盤がすでに揺らいでおり崩壊している
- 資本主義に組み込まれた”先取をする”という概念が悲惨な事態を引き起こす。融資等。確率論的にリスクがあるがそのリスク・バグを資本主義は内包し続ける
- 現代に生じる課題に取り組むには資本主義では対応できない。インセンティブが儲かることにしかかからない。(例:環境問題は資本主義では解決できない)
- 埋め込まれた”先取り”は、資本主義に内包される病理現象。バブルが発生したときに人々は”病気になっている”と捉えるが、そうではなく、”先取り”を内包し常に病気の状態。
- 個人であれば住宅ローンがこれにあたる。将来の所得をあてにして組んでいるが、将来が不確実な状態なのに。返済のために躍起にならないといけない。そのために自由を失っている。
- このようにすでに崩壊しているにもかかわらず、なぜ資本主義の次に移行していかないのか?
- 次の社会の展望がわからないから移行できない。
- 「共存主義」を提唱。私的所有だけではなく共有的所有=総有という所有形態があった方がよいのでは。
- 総有:共有して資産を保有し、ある特定のコミュニティが自らの意思で共有する。そのうちの誰か一人がその権利を他人に売るということができない、という持ち方。
- (以下、自身の所感)「先取り」が資本主義の中の問題点という捉え方が面白い。日本は高度成長期に、ローンで家を買って働き続けて返済する、というのが一般的な人生、みたいな考え方が広まったと考えているが、まさに資本主義的なフレームワークだったんだなと理解
- 未来を予測してそこにベッドすることは会社でも社会でも個人でも当然に行われているが、それがNGなのだというのは衝撃的な考え方。
- リスクを取らないとリターンもない、それをいい塩梅でやっていくこと(これが株式の仕組みなのか)が必要なんだと、当然のことだと思っていたが・・
- 総有は心地よさそうではあるが、実現方法・コミュニティ次第か。果たして現実的なのか。
9.デヴィッド・グレーバー「ブルシット・ジョブ」
- ケインズは、週15時間労働で足りる世界がいずれ来る、と提唱したが来ていない。なぜか?生産性は上がったはずなのになぜ。
- みんなが”クソみたいな仕事”を生み出しているから。
- 労働に対する対価。再分配をするためだけにブルシットな仕事をみんなするようになった。
- ベーシックインカムを導入したらいいのでは。
10.山口周「ビジネスの未来 エコノミーにヒューマニティを取り戻す」
- 一言で言うと、「物質基盤の充足と成長限界に伴ってその役目を終えつつある資本主義に対して、個々人がヒューマニティを持って参画することで、その仕組みをハックして社会をより良いものに変えていこう」
- 私たちの社会は、明るく開けた高原社会に軟着陸しつつある。(物質的不足の課題は解消しつつある。緩やかに上昇を低下させている現在の状態)
- 現状を低成長・停滞・衰退という言葉で表現されるが、このようなネガティブな言葉で表現するのは不適切。ポジティブに捉えてよい。
- 9世紀半ば以降私たちが苛まれ続けてきた、無限の上昇拡大成長という脅迫から解放された社会をどのようにしてより豊かで瑞々しいものにするかを構想して活動するということが次の使命になる。
- エコノミー(経済性)にヒューマニティ(人間性の原理)を取り戻す。人間性を稼働ロジックとして埋め込む。=人間性・喜怒哀楽に根差した労働と消費を行う。
- 未来のために、今を犠牲→→永遠に循環する・自己充足的な行動様式
- ”持続可能性”ではなく、”循環”することが大切。
- 誰もが夢中になれる仕事を探した方がいい、そのためにはベーシックインカムが大切。
- 自分の衝動に気づいて行動して仲間と一緒に働いて価値を出すことができる人材を育成するための教育制度に刷新すべき。
- 制度の見直しのために税制度を高負担高福祉型に。
- (自身の所感)最後の山口周さんの考え方はポジティブで受け入れたくなるが、果たして実生活に戻った時にどのように実践していくか。税制改革などの政策とともに緩やかに行われるのだろうが、それ等が実現していない中で個人が循環型をイメージしてポジティブに生きるとギャップが生じるのでは。
所感
- 多くの切り口で語られる思想になるほどと感じる、様々な立脚点があり視点移動自体が勉強になる
- これってどういうことだ?という疑問もたくさん浮かんだので、まずは原著を読んでみたい。とりあえず「里山資本主義」を入手。外出自粛にかこつけて読みます。
- ポスト資本主義論の中登場する考え方の中に、コモンズ・共有財産があるが、これらは資本主義に相対する社会主義・共産主義の言葉。
- ただ、社会主義と共産主義の違いって何?といったことが自分の中で理解できていなかったためGoogle先生に質問。
- こちらのサイトがわかりやすかったです。前回の話と同様、人々の思考実験がされている、その知見のもとに自分は活かされているのだなと実感。
- まとめだけ抜粋すると
- ポスト資本主義、ということで、自身のベースの考え方・OSを問い直す内容が多かった。ベースを覆す?ともとらえられ、もはやSFともいえる気がしてきた。
- 全員の足元の思想はすぐには変わらない(であろうと考えている)まま、どのように次の時代に移行するのだろう。
- コロナみたいに現実問題対応しないと困る、という事件やイベントが起きることによって加速度的に変わっていくのかもしれない。
コテンラジオ「資本主義」テーマ回備忘メモと所感②
今回のテーマの構成
- 第一回:イントロ・社会思想史の中での資本主義(記事リンク)
- 第二回:経済学の中での資本主義(本記事の対象)
- 第三回:ポスト資本主義で唱えられていること
- 第四回:コテンにおける捉え方、法人サポーターを募ることに関する捉え方
第2回 経済学における資本主義 の内容 備忘メモ
概観・経済学の流派
- 資本主義を経済学の観点から見たときにずっと論争されているポイント:「市場経済をどこまで自由に任せるべきか」
- 経済学には大きく4つの流派がある。どこまで政府が介入すべきかの議論をしている。
- 古典派経済学、新古典派経済学:
- 市場が自動調整機能を持つことに信頼を置く。政府が介入せず、市場に任せるべきという立場
- ケインズ経済学:
- 市場の調整だけでは不十分。国家が介入して調整をするべきという立場
- マルクス経済学:
- そもそも資本主義自体を否定。いずれ資本主義は崩壊する。
今回はこれらの考え方を抑えていく。マルクスは次回シリーズで。
①古典派経済学
- アダムスミスが唱えた重要なこと:市場経済を自由に任せておくと自動調整機能が働いて自動で調整されるはずという概念
- 市場経済という概念ができたのはここから
- 唱えた背景・ロジック
- この後出てくる「新自由主義」では、国の機能を最低限まで絞って市場経済を回した方が万事うまくいくと考え方がとられるが、アダムスミスはそこまで過激なことは言ってない。
②ケインズ経済学
- 1936年にケインズが「雇用、利子・お金の一般理論」を出版
- 市場の調整機能は実際には働かない。人間の行動にも不確実性がある。消費するだけではなく貯蓄したりする。
- 雇用・投資を高く保っていくためには政府の介入は不可欠
- アダムスミスの時代からの実際の動向も踏まえて提唱
- 国家が雇用を生み出し、消費させないとうまく回らない。金利変動も政府が介入していくべき
- ニューディール政策もこのケインズの考え方に則ったもの。大恐慌が起きたときにルーズベルト大統領がインフラを整え、雇用を確保しようとした(結果アメリカが力を持ち、第二次世界大戦に入る)
- 結果、国家の介入が戦後になってもサッチャーやレーガンが出てくるまで続く考え方になる。
③マルクス経済学
- 労働者が価値を生み出している、というところに着目する。
- 当時イギリスでは労働者がとても劣悪な環境にあった。→まずいのでは?
- 労働者は経営者に搾取されているので両者の経済格差は広がる、最終的に労働者が生活できないようになり、革命が起き、資本主義は壊れる。
- マルクスの唱えることに「労働者が価値を生み出す」「イノベーションが価値を生み出す」の二つがある。マルクスは前者を重視
- マルクス主義をもとに国を運営していた東側諸国は経済破綻するが、後者を軽視していたのではという分析がされている。
これらの経済学の思想からいろいろな考えが派生していく
- フリードリ・ヒハイエク
- ミルトン・フリードマン
- ポール・サミュエルソン
- ソースタイン・ヴェブレン
- そもそも資本主義とは?を考える人も出てきた。
- 1899年「有閑階級の議論」出版
- 資本主義の原動力は経済合理性ではない、見栄と羨望だけ。
- 富の象徴として消費をし、それによって尊敬を得たいという虚栄心でやっているのでは?
- 民主主義によって階級はなくなったが、結局消費によって顕示するヒエラルキーはある
- マックス・ウェーバー
- 社会学を作った人
- 「プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神」(深井さん曰くやべえ本)を出す
- 資本主義は合理的精神によって生まれていると考えられていたが、道徳的に金儲けが正しいという感覚はプロテスタントの信仰心から出ているのでは
- 禁欲的に労働しまくってたら道徳的にも正しい、という概念があり、それが資本主義の富を追及するところにつながっていった。
- 合理的に動いていれば、合理的に正しい説得をすれば市場が正しいふるまいをするはず、ただし、道徳的正しさに基づき労働しているのであれば、合理的に説得しても市場は動かない。実は市場は合理的ではない
- 宗教改革でも触れられている。カルバンが予定説を唱えたときに「自分の職業に従事しお金を儲け・ためることは最高の信仰心の顕れ」とされた。⇔それまではお金を儲けることは世俗的なことで評価されなかった。ここにパラダイムシフトが起きている
- 疑義も生じている(プロテスタントでない日本は?)
社会学の小ネタ
- 社会科学では説得できたやつがすごい。本当かどうかはさておき
- 提唱しているときの時代背景・社会構造が大きく影響している?
- 例えば国が介入しているときは逆の介入しないほうがいいというバイアスがかかる等。振り子構造
- 社会学で言われていることは大体嘘。議論に信頼を置きすぎるな。
「資本主義」の定義
- そもそも「資本主義」は資本主義批判の言葉。
- 資本主義に対抗する概念として「社会主義」が生まれる。社会主義からしたら対向概念・ダメな方として語られる。その時に初めて自分たちの社会を説明する言葉として「資本主義」が認識される。
- この構造は今同じことが起こっている。「ポスト資本主義」は「資本主義」に対するアンチテーゼとして出てきている。
- マルクスの定義
- 分業と貨幣経済を前提とする市場を資本主義の中心的要素に据える
- 資本の形成と持続的増加をする
- 生産手段を所有する資本家側の人たち、生産手段を持たない労働者側の人たちの緊張関係が存在している(現在、深井さん曰く絶対的な状態ではなくなっている。)
- 伝統的なものを解体しつつ世界に広がり、そのロジックを経済以外の生活のすべてに広げる能力とダイナミズムを所有する
- マックス・ウェーバーの定義
- 資本主義を長い歴史の時間軸でとらえる、また、工業化という時代から解き放つという特徴
- 資本主義的行為として「競争」「交換」「市場価格による行動決定」「資本の投下・投資」「利潤の追求」がある。
- これらの形式的かつ計算的な合理性というものを強調した。
- どゆこと・・・
- 資本主義下における経済行為・企業行為・モノの購買などは、基本的には予期されるリスクと利益と損失と、それをコントロールするという概念を含まなければ起こりえない。そしてコントロール可能と考えている
- (第一回目でこのコントロール可能、予測可能という考えは勘違い、と言っていたところ)
- 資本主義化における行動は、それまでの封建的社会におけるプライベートな家の活動と明確に分離されている。企業独自の組織の中にシステマティックに各個人が組み込まれている状態で、企業の合理的な活動をしていく体制下で行われている
- 企業内の合理性の追求を分業なり・協業なりで進めることは、経営者からの命令によって行われる
- (この企業とプライベートを分けるといった考え方も現代では変わってきている)
- シュンペーターの定義
- ユルゲンコッカの定義
- 資本主義の特徴3つ
①個人の個人の所有権と分権的決定(自分、自社のことを自分で決められる)を基礎としている
→民主主義と未分化であることを示している
②さまざまな経済的アクターの調整が市場と価格、競争と協働、需要と供給、商品の購入と販売を通じて行われている。
→商品化ということがその中心にある。
③経済行為の根本に資本があって、将来の利益追求のために現在の貯蓄と収益の再投資が行われている。(投資や借金が相当)
→時間が自分の外に出ている。どのように推移するか?財はどのように振る舞うかを踏まえて行動している。借金しても将来の利益になるなら借金する。
- 資本主義の特徴3つ
- 以上の多様な定義からまとめた資本主義の特徴が1回目に言ったもの。
- 市場経済がめちゃくちゃ大事、私的財産所有権も影響しており、資本主義の特徴であることは間違いない。
- 一見当たり前の事だが、そうじゃない時代から発達して今がある。(発達というのも実は近代人の考え)
- 次回は資本主義の課題を、ポスト資本主義がどう対応しようとしているのか?を話していく
所感
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今までの人々の経済を扱うにあたっての試行錯誤を知ることができた。
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どの思想も、時代に対応しようと当時の頭のいい人たちが考え抜いたものだと思う。その片鱗を感じ、現在の資本主義だけを知りのんびり生きている自分(や社会にも?)危機感を感じた。
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今回改めて資本主義は単なる制度ではない、と腹落ちした。政治や企業活動、人々の生き方・思想の総体だ。
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そして時代に合わせて資本主義は絶妙に姿を変え続けている。ポスト資本主義という話題が次回だが、一部を変えるレベルなのか、換骨奪胎するのか、完全な別物を目指すのかいろいろなパターンがありそう。
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「若年層は政治に興味がない、投票率も低い」とかっていうけど、それって「自分たちが生きる世界に興味がない、社会をどうしたいか意思を表示することをあきらめてる・できない」ってことなのかも。(あくまで極論。選びたい候補者や政党がないという意見もあるだろうし、逆に政策だけで資本主義社会全体がいきなり変わるわけでもない・・)
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ヴェブレンの「資本主義の原動力は経済合理性ではない、見栄と羨望だけ。」という考えには目からうろこ。
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同じく関連性を考えてしまったのがマックス・ウェーバーの「道徳的に金儲けが正しいという感覚はプロテスタントの信仰心から出ている」という箇所。
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自分はまずは他人に迷惑をかけず生きるために仕事をし、給料をもらっているが、本当の本心からそうなのか、今の社会の一般的とされる思想に染まってそうなっているのか・・と考えてしまう。
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本当の本心なんてなくて、成長するうえで一般的とされる思想を獲得してそうなってるだけなんだろうな。ただ社会の中で「一般的とされる思想」をある程度踏まえて行動しないと排斥されるという恐怖もある。
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恥ずかしながら、社会主義や共産主義は自分の中でアブナイ考え方的な扱いだったが、人類の試行錯誤の歴史・取組みの一つなのだと感じられてきている。こんなことにこの歳になるまで気づいてなかったなんて遅すぎたとも思う。
前回に引き続き激しく目からうろこが・・考えまとまらず、書き散らかし状態・・
とてもわかりやすいがコテンのお三方がたくさんの参考文献咀嚼してわかりやすい言葉で語っているからこそと思う。ありがたや。