書評 「なぜ、一流の人はハードワークでも心が疲れないのか? 実践版「レジリエンス・トレーニング」」久世 浩司さん
こんばんは。araigumakixです。
久世 浩司さんの『なぜ、一流の人はハードワークでも心が疲れないのか? 実践版「レジリエンス・トレーニング」』を読みましたのでその書評です。
読む目的
マイナス思考になりがちな自分を変える考え方を知る
現在の辛い気持ちや、対人関係の辛さに対する対応策を学ぶ
書籍の内容のまとめ
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レジリエンスとは?
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レジリエンスを鍛える習慣とは
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ネガティブ連鎖をその日のうちに断ち切る習慣
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ストレス体験のたびにレジリエンス・マッスルを鍛える習慣
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時折立ち止まり、振り返りの時間を持つ習慣
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レジリエンスを高める技術
(1)追放:思い込み犬が吠えている内容が非現実的で何の証拠もない場合
(2)受容:思い込み犬が吠えている内容が理にかなっていて証拠もある場合
(3)訓練:思い込み犬が吠えている内容が100%間違っておらず今後もつきあえる場合
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ネガティブ感情はその日のうちに解消する!そうすると、質の高い睡眠が得られる
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ギブアンドテイク
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中途入社向け自己効力感を高めるワークシート
所感
よかったところ
今まで、自分にとって、漠然としていた不安やストレス、それに対する対応について、図式化、フレームワーク化されている点が良かった。
自分の感情を犬や感情ラベルを使って整理して底打ちさせて、復活させて、後日全体からの学びを得る、という全体感のイメージを持ってまずは動いてみればいいかなと思った。
方法論について、(例えば、感情のラベリング方法や思い込み犬を手なづけるための思考法)弱いと感じるところがあったが、ここは自分で、自身に合った方法を模索してもいいのかもしれない。
疑問が残ったところ、いまいちと感じたところ
感謝の気持ちを持つことがどれだけプラスに働くかや、運動をする事でどれだけの効果があるのか本当に効果があるのか、は疑問がある。
結局現実に帰ってきたときに、現実は変わらないのだから、さらに辛い思いにならないか?
また、全般的に同じ内容をちょっと異なる言葉で表現する等がある。
全体感やどこのことを述べているのががわかりにくい箇所があると感じた。
(番外)本(インプット)を精選するのは大切
本当は別の本を読もうとしていたが、近くの本屋、図書館に取り扱いがなかった。
ほんとに読みたかったのはこちら。
自分は、voicyという音声コンテンツサービスを利用しており、
そこでフォローをしているワーママはるさんが話題にしていた、というのがきっかけ。
放送のタイミングでは、思い込み犬の話をされていたが、
その時の話の内容が、今の自分には役に立つのでは?と考え、上記の本を求めていた。
レジリエンスの鍛え方や包括的な考え方をまずは知りたかったため、同じ作者の本書にした。
その過程で「レジリエンス」をテーマにした本が何冊もあり、
同じ作者の本でも事例に特化していて、今の自分には当てはまらないものもあり、
選ぶ基準が明確でないと迷ってしまう状況だった。
読む前に目的を明確にすることが大切だと改めて感じた。
以前の自分であれば、気合で前部読んでみる、をやってしまいそう。
今はそこで思考停止しないで読むべきものはどれか?を考えられたのがとっても初歩的な話だけど、よかったと思う。
今後のTODO
- 軽い運動をする
- 強みテストする。本書で紹介されていたVIAやってみよう。
- 中途入社向けの自己効力感シートを埋める
- 感情のラベリング、思い込み犬の存在を意識する。
できることからコツコツやってみようと思います。